一戸建てを購入する際の諸費用
一戸建てを購入する際には、様々な費用が発生します。
それは、購入時に支払う諸費用、居住中にかかる諸費用、建て替え時にかかる諸費用、そして売却時の諸費用など、4つの段階に分けることができます。
これらの費用を事前に理解しておくことで、一戸建ての購入に関する具体的なイメージを持つことができます。
以下では、それぞれの段階で発生する諸費用について詳しく説明していきます。
購入時にかかる諸費用
一戸建てを購入する際には、以下のような諸費用が発生します。
1. 手付金 一戸建ての購入時、買主が売主に支払う金額です。
新築物件でも中古物件でも発生します。
通常、物件価格の5~10%と言われており、買主が途中で契約解除をしたい場合には、手付金を放棄することで契約解除が可能となります。
2. 仲介手数料 一戸建ての購入を不動産会社を通じて行う場合、仲介手数料が発生します。
ただし、直接売主からの購入の場合には仲介手数料はかかりません。
仲介手数料の上限は、物件価格の3%に6万円(税抜き)を加えた金額です。
3. 不動産取得税 一戸建ての購入により土地と建物を取得した場合、それぞれに不動産取得税が発生します。
不動産取得税の計算方法は、土地と建物の課税標準額(固定資産税評価額)を税率にかけて求めます。
4. 登記費用 所有権の登録や移転、抵当権の設定などを行う際に必要な費用です。
登記免許税や司法書士の報酬などが含まれます。
報酬額は司法書士事務所によって異なりますが、一般的な一戸建ての登記費用はおおよそ10万円程度です。
5. 印紙税 不動産の売買契約書や住宅ローン契約書を作成する際にかかる税金です。
契約書に必要な印紙を貼って消印をすることで支払いを行います。
参考ページ:中古 物件 購入時の諸費用とは何があるの?詳しく解説!
住宅ローンの契約に伴う費用
住宅ローンを契約する際には、手数料や保険料などの諸費用が必要となります。
具体的な金額は、利用する金融機関や選ぶローン商品によって異なりますので、契約前に事前に確認することをおすすめします。
これらの費用は、住宅購入にかかる追加の経費として考慮する必要があります。
住宅に入居後に発生する諸費用
住宅に入居してからも、さまざまな諸費用が発生します。
例えば、毎月の固定費として光熱費や物件管理費用があります。
また、不測の事態に備えるために、火災保険や地震保険などの保険料も毎年支払う必要があります。
さらに、定期的なメンテナンスや修繕費用も発生することがあります。
これらの費用は、住宅を購入した後も継続的に支出が必要なものです。
入居前にも事前に把握しておくことが重要です。