48歳男性です。最近読んだ本は吉田菊芳さんという方が２０年以上前に書いた「伊号第２７潜水艦の活躍」という本です。
太平洋戦争時の日本海軍の潜水艦の戦記です。著者の吉田さんはこの伊２７に乗り組み、太平洋やインド洋で死闘を繰り広げました。
吉田さんは暗号長という配置で、司令部から入ってくる暗号の電文を翻訳して艦長に渡したり、逆にこちらから戦果を暗号化して送信したりしていました。
それだけに筆まめというか、当時の潜水艦の行動や艦内の様子、戦闘状況など詳細な日記がみっちり残っており、それを元に書かれたのが本書です。
ほかに潜水艦の本を読んだことがありますが、本書ほど微に入り細に入り、当時の狭くて暑苦しくてまるで棺桶のような潜水艦の日常が書き残された本はないのではないかと思います。よい勉強になりました。
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